“Look at that star, Teddy——the one just over the youngest Princess. It’s Vega of the Lyre. I’ve always loved it.”
“Let us promise each other whenever we see that star we’ll always think of each other——always. Everywhere and as long as we live.”
「あの星をごらんなさい、テディ——いちばん若い王女の上に光ってるあれよ。たて琴のヴィガよ。わたしはあの星が大好き。」
「ぼくたちは、あの星を見たらお互いのことを考えよう——いつでも。どこにいても、そしてぼくらが生きている限りね。」
『エミリーの求めるもの』 L.M.モンゴメリ著 村岡花子訳
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ジョバンニは青い琴の星が、三つにも四つにもなって、ちらちら瞬き、脚が何べんも出たり引っ込んだりして、とうとう蕈のように長く延びるのを見ました。
『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治著
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「琴、菊ときたらもう一つは斧ではないかと普通は思いますよ。」
「なんで?」
「斧はよきというので、よき、こと、きく、つまりよきこときく、という縁起のいい語呂合わせになってるんですよ。」
『からくりからくさ』 梨木香歩著
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サイト名「Cotorilla(コトリラ)」は、大好きな物語の様々な場所に現れる「琴」の、
日本語の音「こと」と、英語の音「リラ(Lyre)」を合わせた造語です。
リラの綴りが「rilla」なのは、L.M.モンゴメリの別著「アンの娘リラ」の主人公(Rilla)から拝借してあるためです。
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日曜日は、リマーナすず先生のところにお出かけしてきました。
たくさん星の話が出来て嬉しかった!
鑑定中にお猫様のご訪問があったのも嬉しかった!(途中からすず先生のひざに座ってた)
そして、鑑定後、すず先生のブログを読んでビックリ。
この記事に出てくる、山羊座15度付近に金星を持つ人のひとりは私です。
(すず先生、素敵な誕生日プレゼントになりました、ありがとうございます(*´艸`*))
今回の鑑定では、「太陽回帰図」と「適職」を読んで頂きました。
私は度々書いていますように、勤め人が向いてません。
最初の就職からずっと、フツーに生きようとすればするほど、ブラック企業に振り回されっぱなしで、
一般的に「大人であればそうすべき」とされているような生き方が出来ないことには、
前回の退職の時点で、諦めはついています。
生まれもったスペックが特殊らしいのも、そろそろ自覚しています。
けれど、それは決して「抜きん出た才能」と同義ではなく、
そのスペックを本格的に受け容れて生きていくのは当然リスクも大きい。
リスクは大きいけれど、自分に嘘をついた生き方が、どんなに幸せから遠ざかるか、
それもまた、嫌というほど知っている。
ならば、具体的に、どういう道を辿ればいいのだろう。
それを、星の地図から読み解くことは出来ないか教えてほしくて、鑑定をお願いしたのでした。
活動宮の15度付近は芸術や音楽の才能に恵まれると昔から言われています。
とくに山羊座14-15度付近は琴座のα星ベガの影響を受けとります。
すず先生のブログにあったこの二文を読んで、私は、
「琴座のベガはもしかしたら、私がこうして気付く前から、ずっと私を守ってきてくれていたのかも」
そんな風に思いました。
例え、知識として、その星のことは知らなくても、
運命の人に惹かれるのに理由が無いのと同様に、
自分に関係のあるものと私たちは、自然と繋がってゆくものなのかもしれません。
琴座のベガは、「白鳥座のデネブ」、「わし座のアルタイル」とで、夏の大三角を形成することでも有名な星。
ベガが織女星、つまり織り姫、アルタイルが牽牛星……彦星としても知られていますね。
※ 「エミリー」の「ヴィガ」は、原文ママです。
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